意外とズレてる?介護のイメージ

 

どうも!けんぱぱです。

先日アップしたツイートが
『過去最高いいね』
を記録!

未だ興奮冷めやらずです!!

 

 

この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
m(__)m

正直意外でしたね!!
こんなに関心が集まるんだ!!って

なので今回は介護にまつわる
【イメージとリアルのギャップ】
についてお話したいと思います。

 

ここで発信される事例は
「自分がこれまで関わった
認知症の利用者さん」
のケースに基づいてます。

認知症の症状や必要な介護は
同じ原因疾病であっても
利用者さん一人ひとり違います。

 

目次

トイレ行ける人の方が汚れてる

 

「え?寝たきりでオムツ使ってる
人の方が汚れてるんじゃないの?」

自分も実際介護の仕事に就くまで
そう思ってました。

しかし現実は違ったんですねぇ・・

「自力でトイレ行って排泄できる人」
の方がお尻周りが汚れてるケースが
圧倒的に多いんです!

 

 

なぜそうなるのかというと

  1. 加齢による視力の低下
    (紙に付かなくなったかどうか見えない)
  2. 加齢による運動機能の低下
    (関節が硬くなって手を後ろに回しきれない)
  3. 認知症による
    「直前の記憶」
    を保つ力や判断能力の低下
    (排泄した事を忘れて拭かずに出る等)
  4. 職員の介助を受け入れない
    (自分はまだ大丈夫だという意識が残っている)

これら4つが主な要因ですが

自分が関わってきた範囲でも
③と④のケースが一番多かったです・・

 

 

認知症を患ってない人だと

自分1人では困難だと認識したら
恥ずかしさより不快感の解消を優先して

遅かれ早かれ職員に介助を頼んできますが

認知症の人の場合
「論理的に考える力」

「記憶能力」
が低下しても
「恥ずかしいという感情」は残るので

介助を拒否したり

その場で汚れが残ってるのを認識しても
「恥ずかしさ」
が勝って職員に言い出さず

認識した事も忘れる事が多いんですよね。

 
寝たきりでオムツ利用の人の場合は

必ず1日数回職員が介助に入って
拭き取り・オムツ交換を行いますし

排便の場合は「陰部洗浄」といって
ぬるま湯でお尻周りを流してきれいにする
作業も加わるので

現役世代の我々に近い状態に保たれてるんですよね。

 

 

もちろん介助を拒否する人も居ますが

オムツを使わなきゃならない人は
「介助が絶対必要な人」
でもあるので

ご家族やケアマネさんと協議もして
利用者さんの気持ちには配慮した上で

必要な時は
「心を鬼にして」
介助に当たります。
(苦笑)

 

認知症は治らない

 

厳密に言うと
「最も一般的な認知症は治らない」
となります。

身近な人に認知症患者が居たり

少しでも介護の仕事に就いたことがある人
にとっては常識なんですが

世間的にはまだ十分に
知られてるとは言えない事なんですよね。

認知症患者の約85%は
「三大認知症」
と呼ばれる下記の認知症なんですが

・アルツハイマー型認知症
・レビー小体型認知症
・脳血管性認知症

これら3つの認知症は現代の医学では
「治療が不可能」
なんです・・・

 

 

一応、抗認知症薬という薬もありますが

病気の進行を遅らせるためのもので
症状を改善したり治したりはできません。

 

なお、慢性硬膜下血腫
(頭をぶつけたり殴られたりすることで起こる)

脳腫瘍(ガン)
などにより起こってる認知症は

手術や投薬等で原因の部分を取り除けば
症状が改善する場合があります。

 

認知症も発症した瞬間から全ての記憶や

物事の段取り、今日の日付や今居る場所が
わからなくなるわけではなく

発症前と変わらない部分も持ちつつ
少しずつ進んでいくので

一番身近なご家族さんであっても
「治らない事実」を受け入れるまで
それなりの時間がかかるんですよね・・

 

介護職は「お年寄りがキライ」

 

学校の先生になる人=子どもが好き
っていうイメージと似たもので

【介護職=お年寄りが好き】
と思われがちなんですが

 

典型的な世間のイメージはこういう画

 

実際はむしろ逆です・・・

厳密に言えば
「年長者ならではのズルい部分嫌な部分も
目の当たりにするから好きになれない」
なんですけど

自分も

「強いて言えばどっちなんですか?」
と尋ねられたら

『キライです』
としか言えないです・・

 

 

ここまで言っといてなんですが

食べる時にこぼすとか
トイレ間に合わず失禁するとか

そういう事でキライという感情は
生まれないんですよね。

自分がキライになる時っていうのは
下記を目の当たりにした時です。
👇

  1. 自分より認知症が進んだ人や
    車イスの人に対してマウントする
  2. 職員によって対応を変える
    (女性職員には偉そうにするが男性職員や施設長の前では大人しい等)
  3. 都合が悪くなると聴こえないフリや
    ボケたフリをしてスルーしようとする
  4. 「もう来ない!」って言う事で
    自分の要求を無理やり通そうとする
  5. わざと職員が他の利用者対応で
    忙しい時を狙って応対を要求する

この5つが代表例です。

「うそぉ?認知症になった人が
ホントにそんなことできるの?」

と思ったかもしれませんが

まぎれもなく自分が経験した
【実例】
です。
(苦笑)

③なんかはまだ可愛げがありますが

他は言わばパワハラやクレーマーの所業ですからね・・・

 

 

少なくとも好きになんてなれません・・

 

ここまでぶっちゃけ言っちゃってますが

これでも介護のプロの端くれなんで
「個人的感情と仕事」
はキッチリ区別しております!!
(笑)

 

あとがき

 

ブログやSNSで介護の生々しい現実を
発信すると

「なり手が居なくなったらどうする?」
ってお叱りを受ける事もあります。

もちろん介護の世界はネガティブで
汚い部分ばかりではありません。

僕も介護の仕事や利用者さんから教わったり
助けてもらったり、うれしい楽しい思い出も
色々ありますけど

そういうキラキラした部分メインの発信は
テレビ等既存マスメディアに任せたいです。

現役介護士兼個人発信者の自分はあくまで

「リアルな介護の現実」
を伝えることで同じ業界の仲間を
応援していきます!!

読んでいただきありがとうございました。

 

追伸


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